バスに乗った日のこと。

先日娘たちと買い物へ行くのにバスに乗った時のこと。

千里中央というところまでなのだけど
住宅街をぐる~っと回るので
自家用車なら10分くらいで行けるところを30分くらいかかる。
何でわざわざ?と聞かれそうだけど
この時間が好きだから。
ゆっくり考え事をしたり
大きな窓から空や木々を見たりして過ごすのに
30分という時間がちょうどよい。

子ども達がまだ小さかったころも
抱っこ紐に入れて時々バスに乗ってた。

家でギャンギャン泣いていても
バスや電車に乗ると
いつもと状況が違うのが面白いのか
私の不安(車内で大泣きしないかという不安)とは裏腹に
全く泣くことなく静かにキョロキョロしていた娘たち。
今では二人が並んで座ってヒソヒソと楽しそうに女子トークをしているのを
少し離れた席から眺めながら「大きくなったなあ」としみじみ・・。

車内を見回すと高齢者がほとんど。

最近認知症の母のことでナーバスになっているので
母と同じくらいの年齢の方がバスに乗り込む姿を見るだけで
ウルッとした。

何気ない会話を楽しむご夫婦。
よろよろっとなる身体を支え合いながら下車していくご夫婦。
バス停に全速力で走ってくるスポーティーなおじいちゃん。

つい、比べてしまって
「なんで母はあんな風になってしまったのか」
と答えの出ないことを考えてしまった。

と同時にこのバスの中に社会の縮図が見て取れた。
娘たちもバスを降りたあとの第一声が
「なんかお年寄りが多かったね・・」

この子達が大人になったとき一体どうなっているのか。

認知症予防とか骨盤底筋の維持とか
みんなが自分事にして本気で取り組める仕組みを作れないかな。

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