先日中学校で「文化総合発表会」という行事があった。
各学年で美術や書道作品や探究系のレポートなどを展示したり、文化系クラブの展示や発表も。
中3は毎年学年全員で劇を発表する。
キャスト、音響、照明、大道具、背景、衣装・・など
それぞれの好きや得意を活かしながらみんなで作り上げるというもの。
今年の中3は(1年生の時から歌に定評があるらしく?)
ミュージカル「アラジン」をやることに。
長女は合唱部ということもあり歌うことが好きなので
キャストのオーディションに挑戦。
はじめはオーディションを受けるか少し迷っていたけど
最終的に自分で決断し見事ジャスミン王女の役に合格!
猛暑の夏休み、受験生ながらコンクールのために連日合唱部の練習に行き、
そのハードスケジュールの合間に劇の練習にも参加している姿を見て
本当に尊敬しかなかった。
公私で色々大変なこともあったけど、
歌いながら、
友達に囲まれながら、
先生に甘えながら、
この夏で一人の人間としてどんどん成長していくのがわかった。
そして発表当日、
体育館の舞台の上で、堂々と歌い、ジャスミンを演じている姿には
圧倒されて涙も出なかった。
舞台に立っているのは我が子というよりも
自立した一人の女性という感覚にさえなった。
エンディングでの3年生全員合唱も本当に素晴らしくて
演出担当の先生は前で泣いてたそうな。
「スピーチレス~心の声」という曲。
今こそ自由の扉を開け
羽ばたいてみせる
何も誰も恐れない
心の声 あげて 叫べ!
小学校、中学校と一緒に過ごしてきたけど
これからこの子達はそれぞれ自分の道を切り拓いていくんだなあと思うと
感慨深かった。
来月の体育祭で大きな行事は終わり。
いよいよ受験か!という気合いモードと同時に
なんかちょっと寂しい気持ちもある。
時間は止まってくれない。