今年の12月末でママノワの部屋を長女に譲ることにしました。
この吹田の家に引っ越してきたのは長女9か月のとき。
それまでは大阪市内にある私の祖母が生前住んでいたアパートに暮らしていました。
私は高知県、夫は滋賀県の出身。二人とも山に囲まれた場所で育ったこともあり、
自分たちの子育てもなるべく緑が多い所で…という憧れでここ吹田に引っ越してきました。
長い不妊期間を経てようやく、ようやく授かった我が子。
近くに親も友達もいなかったけど、ここで家事も育児も頑張っていこうと思っていました。
当時は毎日があっという間で余裕はまったくなく、自分がアロマセラピストだったことは完全に忘れていましたね。
だから数年後にここでアロマトリートメントのサロンを開いているなんて夢にも思っていませんでした。
「玄関入ってすぐの部屋。ここは子ども部屋にしよう。」
ママノワをやると決めたのは次女が生まれてから。
繊細な次女ちゃんはとにかくよく泣く!
ずっしり重たいのに、抱っこから降ろすと泣きわめくから(千と千尋の神隠しの「坊」のイメージ(笑))
もうほんとにずっとスリングや抱っこ紐で抱えたまま家事をしていました。
一方当時まだ2歳のお姉ちゃんにはたくさん我慢をさせて。
「ちょっと待って、(次女ちゃんの)オムツ替えてからね」
「ちょっと待って、(次女ちゃんに)おっぱいあげてからね」
もう何万回「ちょっと待って」を言ったかしれません。
こちらに余裕がなく、理不尽な怒り方をしてしまうことも。
だから夜寝顔を見ながら涙する日もありました。「ごめんね」
そんな経験から「張り詰めているママがちょっとでも息抜きできる場所」を作りたいと思うようになり、
子ども部屋に置いていたおもちゃたちをすべて撤去し、1年かけてベッドやタオルや精油を揃え、
2016年にママノワが誕生しました。
「子どもたちが大きくなってこの部屋が欲しいと言いだすまで」と決めて。
ありがたいことに素敵なご縁に恵まれてここまで続けてくることができました。
いずれは‥。と思っていた長女は来春中学生。
もう身長は私を追い越し、すっかりお姉さんになってしまいました。
家族との時間を大切に過ごしたこの夏休み。
「ママノワの部屋は来年から彼女たちに譲りたい」という想いが固まり、
今回の決断をしました。
この先のことはまだ何も決まってなくて。
それが楽しみでもあります。
もちろん時々不安になるけど、それをママノワのスタッフに漏らしたら
「何事もその人にとって最善のことしか起きないんだって」と勇気づけてもらいました。
それに、夏休みに岡本太郎展に行ったのを機に読んだ本にも
駄目になる方、マイナスの方の道を選ぼう、と決意してみるといい。
そうすれば、必ず自分自身がワァーッともり上がってくるにちがいない。
それが生きるパッションなんだ。
・・「自分の中に毒を持て」/岡本太郎
と書かれていて、本当にそうだなと思って。
もはやママノワを始めたということも
元々予想外の出来事なのだから。
この先も今は信じられないような予想外の選択があるかもしれない。
そう思うとワクワクします!
有名になったフレーズ
「芸術は爆発だ!!」
の意味が今ようやくわかります。
芸術=生きること ってこと。
命ある限り思いっきり生きよう。
これからのママノワが
これからの私が
どんな選択をしていくのか
もしよければ
今後もお付き合いください♡